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今日のNHKスペシャルを見て 2021/06/27 [感染症対策]



・番組では、コロナ以外の病気等を見なければならない。
 専門医やスタッフ・医療・機材がないので対応できない。
 既存の患者が逃げ出してしまう。
 等々、コロナ対応しない理由を幾つか挙げていた。


・ある病院がコロナ対応しようと、病棟、人工呼吸器、エクモ等を用意して、今年の4月から業務開始する予定だったが、地域医療構想関係者から了承が得られなかったというものまであった。

・1年3ヶ月前くらいに、感染症対策は特にパンデミックの恐れのあるものについて、今後も必ずあるので、恒久対策として、全ての医療機関で、検査治療できる体制を整備し、院内感染対策も感染症病棟とその他の病棟と分離するようにしたらと提案した。

 そして、パンデミック状態になってきたら、状況に応じて仮設病棟等を作りそこで対応するよう提案した。
 恒久対策で取り組む前も、現在でも、必要に応じて、仮設病棟等で感染対策をして取り組むべきことを提案した。

 諸外国も、仮設感染病棟を作ったりして対応していた。

・今回の取材等で、屋外仮設診察室や屋内又は屋外仮設病棟を作ったのはどれだけあったのか、ベッド数は、幾つそれぞれあったのか。
 医療スタッフの融通体制応援態勢はどうだったのか。

・前回のNHKスペシャルでは、訪問医療の映像が出ていた。
 訪問診療では、大して医療機材や薬剤等が持ち歩けないし、ずっとついていられないので、不適切の方が多いと介護保険の訪問介護に関して、散々指摘した。
 移動時間が無駄、個人ではできることが大してない。
 なぜ仮設病棟に、感染疑いのあるものを救急車なり、委託搬送車で集めてきて、仮設病棟で対応しなかったのだろうか。
 その辺の取材結果を見たかった。聞きたかった。

・そもそも地域医療構想などというものは、経費削減の観点が表に出すぎているものでしかなくなっている気がする。

 感染症パンデミックは、そもそも通常の感覚で人口統計その他で推計して、あらかじめ大体の感じで決めておくべきものではないのではないか。
 恒久対策と言っても、誰もが感染症を扱えるようにすることと、病院の内外の感染対策と必要な医療機材・・・システムの整備が主であって。ベッド数をあらかじめ固定することなど意味がない。
 感染者数の増減に応じ臨機応変に仮設等ベッド数を増やすべきものである。

・既存感染対策済みの病棟、仮設病棟等で対応していくことになるだろう。

・なぜ今のベッド数の不足について医療構想に問題をすり替えているのか。

・パンデミックなのだから、仮設ベッドをどんどん必要に応じ増やすことが必要なのではないか。
 なぜそれをしなかったのか。
 医療機材等も、一年数ヶ月あって、まだ十分な増産配備体制が整っていないのだろうか。

・感染症パンデミックであるから、昔国が言っていたように、国が全ての責任と実施と経費を負担すべきものである。
 医療保険財政も関係ない。
 症状が出て、医療機関にかかって検査療養したものは、保険が適用されて処理されているだろうが。

・仮設、借り上げ、運搬、療養、必要資機材の配備等は、全て国の負担でおこなうべきものである。

・遠隔診療(電話、スマホ、テレビ電話、パソコン通信・専用機器等)によるものももっと早く整備熟達していれば、医療スタッフの応援態勢も組みやすかっただろう。

・同様に薬品の郵送宅配ももっと早くから整備熟達していたら、もっと楽に対応できていただろう。

・システムも各種システムは、国が構築し、地方公共団体、医療機関等が、共同利用するものにすべきである。
 国は、どれだけシステムを整備できたのか。

・自宅療養や宿泊所療養のところから、病状悪化で救急車で運ぼうにもどこも断られて、何時間も救急車の中で待たされたと聞く。
 40年以上前に、救急システムを整備したけど、その後改善し、体制も強化してなかったのだろうか。
 今回このシステムがどのように活用されたのだろうか。
 前回の番組で、消防課の人材応援を得たということを紹介していた。

・仮設病棟等で、遠隔診療や遠隔監視等もシステム監視やシステム対応の範囲を増やせるよう改善していったら、どれだけ医療スタッフの負担が減っただろう。
 医療スタッフへの感染リスクもどれだけ減らせただろうかと思う。

・番組では、これらがどうだったのか、なぜできなかったのか、それをえぐってほしかった。

・番組を見ているだけでは、敵前逃亡していただけとしか受け止められなかった。

・そもそも、個人開業医に対応できないのなら、ベッド数の割り当てを外し、公立公的病院に割り当て直したらどうかと思う。
 どうせ診断し、薬を出すだけなのだろうから。

・かかりつけ医も客が多く金になる地域には、病院等が設置されやすいが、そうでないところには、ほとんど医療機関が設置されることはないと思われる。
 かかりつけ医を通じて云々(うんぬん)というような体制自体が全くナンセンスで、無理無駄でしかない。

・いざというときに役に立たないところにいろいろ医療資源を割り当てるのは無駄である。
 国立公立公的総合病院に医療資源を集約していくべきである。

・今回協力しなかった医療機関には、医療の営業の自由はあるので、補助金や保険をあてにせず、自由にやってもらったらどうかと思う。

・いずれにしても国立公立公的病院が役にたったので、こちらへベッド数や医療スタッフを集約していくことが、すぐコロナ対策に有効な気がする。

・感染症パンデミックの業務は、国の仕事である。過去に自ら宣言したはずだが。
 やたらと地方に仕事を押し付けないでもらいたい。
 総務省とも体制及び事実上の業務をどのように国と地方で配分するかを密に調整してもらいたいと思う。
 これも国と地方との業務、経費のチェックとバランスの確保が必要である。

・医療保険証がマイナンバーカードと一緒になるとのことであるが、各種医療保険をすべて一本化して、国が管理することが、システムを構築するに当たって、簡素となり、効果的で経費の無駄を防ぎ、最も国民に公平で効率的であると考えられるので、こちらも早く実現してほしい。

・仮設、モバイル等は、スピーディに本質的な対応をすることができる、万能薬のようなものだ。
 予算措置だけで迅速に実施できるだろう。

・公立公的総合病院を医療と保健と福祉の総合センター化をして、行政の実務のいくつかを負担してもらうことも進めてほしい。
 症状が出て医療機関を受診し、検査治療を受けた場合、できるだけ負担が少なくかつ十分な情報が得られる一定の様式によりクラスター追跡の情報収集とシステム入力を担当してもらい行政への通報業務、その他必要な病状等データ送信等をしてもらうとか。
国及び地方行政は、このデータをもとにGPS追跡や分析その他を行うとか。

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