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台風19号災害の報道等を見て思うこと 3 [課題 治水・利水]


 テレビを見ていたら、NHK長野のアナウンサーが、ほとんど徹夜で、あちこち現地取材報道等もしていて、みるみる顔がやつれてげっそりしてきていた。
 報道機関も大変だと思う。
 そのアナウンサーが、地面から水が噴き出しているのを映していたが、上水道の漏水か、下水道の漏水か、千曲川の伏流水の湧出なのか、わからなかったが、関係行政機関は、大雨時の事前点検、事後点検の中で、きちんと調べてほしい。
 映像に写してくれると関係機関の技術者が見ればどういう対策が必要かわかりやすいので助かっているのではないだろうか。
 技術者が一斉点検に出ているだろうが、見落としが出てしまうかもしれないから。写真付きで、一般住民からの通報も期待したいところだ。
 ただ、アナウンサーも一般住民も危険なところに近づきすぎないように御注意いただきたい。


 決壊箇所を塞ぐ工事の担当者は、救命胴衣を付け、発信器をつけ発光器をつけて作業するようにした方が良いのではないかと思う。
 流されても浮いていれば助けやすく、発信器や発光器がついていれば、捜索発見しやすい。
 携帯電話検索もできるだろうか。

 できれば早く無人自動運転重機で作業できるようにしてほしい気がする。


 川底が上がってくることに対して、浚渫(しゅんせつ)等が必要だが、この土砂を、堤防の広い民地側の方にふるい分けた上で、ストックしておくことも考えられる。
 あるいは、土嚢(どのう)用、埋め立て用その他の用途に、無料で持って行って良いよとしておくことも考えられる。


 一方、毎年水防訓練するので、浚渫(しゅんせつ)土砂をその用土として利用することとし、参加者が、一人で10袋ほど土嚢(どのう)を作り、堤防の天端両側の部分に、段切り水平に土をならし、杭と板で、壁を作り、その手前に、土嚢(どのう)を数列数段積み上げるところまで、訓練すれば、毎年少しずつ事前に土嚢(どのう)積みが完了していく気がする。
 杭と板は木製だと二三年しか持たないので、半永久的に耐久性のあるものが望ましい。
 こうしておけばいつの間にか、土嚢(どのう)積みが、でき、洪水時に積まなくとも、不備のある箇所や河川敷へ出入りする道の部分だけ土嚢(どのう)を積めば良いだけになると思う。
 堤防上道路を走る車の、高速度のまま民地の住宅に突っ込むのをある程度破壊力を和らげることにも役に立ちそうだ。
 試してみないだろうか。
 堤防かさ上げかコンクリート擁壁の設置等が間に合っていないところは、これでいったらどうかと思う。
 よりよいコストパフォーマンスの良い方策があったら、知恵を集めて、実施してほしい。


 立ヶ花以降の狭窄(きょうさく)部が一番の問題だが、新潟県の広い信濃川までの間は100キロメートル以上ありそうなので、なかなかすぐ拡幅が完了するというのは、期待しがたい。
 そこで前にも書いたが、立ヶ花の手前から、関川まで、高速道トンネルぐらいの大きさの地下管路を作り分水することはできないだろうか。
 標高差がよくわからないが、うまい勾配が得られるなら、 国道292号線と関川が交差するあたりの手前あたりまで直線で25キロメートルぐらいだ。新潟側と長野側両方からシールドマシンで掘っていけば意外と早く開通できるのではないか。
 長野側に水門を作っておけば、渇水期に水門を閉じて、水を止め重機や必要な車両が中を走れて、清掃や修理が簡単にできると思う。

 地球温暖化等や開発でどんどん流量が増える可能性がすごく高いので、分水等の緊急性を有すると思う。
 国での研究をお願いしたい。

 公共事業を削ったり、予算を削ったりすると、直接人命にかかる部分に手が回らないことになる。
 財源の確保とコストパフォーマンスの向上、コストダウンを期待する。

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