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国債元利償還金でどのくらい経費が浮いてきたのか。 [財政再建]

国債元利償還金でどのくらい経費が浮いてきたのか。

 前に、日銀で80兆円もの国債を購入して、マネーを市場に出して金融緩和したのだから、国支出予算の元利償還金が減るので、他の歳出財源に振り替えが一部できるのではないかと指摘した。
 そのときには、地方債の元利償還金の意味合いで書いたが、国債の場合は、いろいろな種類があるのかもしれないが、一つの債権について毎年元利償還するものではないものが多いのではないかと思う。
 そうすると、既に発行した国債の全てについて、一つ一つの国債の償還期限までの支出計画を積み上げて、返済計画を作って、その上で、毎年の元利償還金を予算計上していると思う。
 国債は、償還期限を迎えるまでは、利息のみ支払うものと、利息分を最初に値引きして国債を発行するものとあるようだから、それらも、細かく年次別に償還計画に計上しなければならない。
 その上で、日銀が、取得した国債は、どの年の利息とどの年の元金返済分とを償還不要としたのかを積み上げて、年ごとの元利償還金の差し引きをしてみなければならない。
 こうした結果が、来年度予算で公債費が何千億円か減り、来年度予算の国債発行が何千億円減っただけなのだろうか。
 精査する必要があると思われる。
 日銀が取得した国債の元利償還金を日銀に払い続けているなどという馬鹿なことをしているはずはないと思うが。
 さて80兆円分の国債は、各年度の元利償還金をどのくらい減らしているのだろうか。
 元利償還金がどれほど、財政を圧迫しているかきちんと自覚していれば、国債の発行を大幅に減らしていかなければならないことは、当然のことだ。

 日銀は、金融緩和のために必要なときには、国債を買うことによって、資金を市場に流すべきである。
 民間株式や債権など買っていてはならないと思う。


 ところで、今日のニュースで防衛費が過去最高額で、護衛艦を複数購入する経費として何千億円を計上すると報じられた。
 航空時代、宇宙時代、ICBM時代に、第二次大戦のときのように、航空時代なのに一生懸命戦艦大和や戦艦武蔵を作っているような馬鹿なことをしようとしているのだろうか。
 護衛艦など役に立たないだろう。
 他にも海洋計画だかで、安全保障のようなことばかり問題にしているのも、ピント外れではないか。

 そのほか、税金の無駄遣いのものは、どれだけ改善されたのだろうか。
 民間企業への税金のばらまきは、止めるべきだ。

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