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大雨と渇水 [災害]

大雨と渇水

 昨年の7月には、九州や和歌山が大雨で被害が出ていてニュースになっていた。
 今年は、山口等中国と北陸が特にひどい被害が出ているとニュースになっていた。

 そして今年もまた、昨年と同じく、渇水で水道の供給制限が問題となっていた。
 いったい何年同じニュースを見なければならないのだろうか。
 いったい何年同じ苦しみを繰り返し受けねばならないのだろうか。
 どれほどの財産的損失、精神的被害、経済的損失、個人の時間の損失を国民は受けているのだろうか。
 一番大事なことをきちんとしていないのではないだろうか。

 大雨被害からは、やたらと水路をつぶさないこと、容積拡大すること、危険でないところは、地下浸透量を多くすること、河川幅を大幅に広げることが必要である。
 そのほか幾つも水力発電ダムを造り、水の確保と環境の整備とエネルギーを確保することも間接的に役に立つ。
 山や傾斜地は、土石流や地滑りの危険が減るよう、近づいて家等を建てないようにするほか、移転を検討したり、危険な山等を削って危険を小さくすることが必要だ。

 大雨だと非難が問題になる。
 避難場所は、津波でもそうだが、地面から高い場所に階段を使って登るようにつくられることが多い。
 これは、膝が痛い年寄りやけが人病人には大きな障害だ。
 そこで座り込み、とどまってしまうこともあれば、非常にゆっくりとしか登れないとなると、狭い階段では、後続の人まで、なかなか登れなくなる。
 エレベーターではコストもかかるし連続的に大勢が乗れない。
 エスカレーターは、連続的に大勢を乗せることができる。しかし、これもコストが高く、いざ避難が必要なときに、動かない恐れが大きい。

 前に、避難路を優先的に整備し、徐々に周辺に土地のかさ上げしていったらと提言したが、この避難路を傾斜の緩やかな斜面の台形的に造れば、多くの人が上れる、道方向に動きながら斜めに上っていけば、時間がかかるが、まっすぐ上るより楽に上れる。引っ張ってもらったり、押してもらうのも楽だ。
 斜面が土や草でできていれば、四つん這(ば)いで上ってもほとんど痛くない。
 上るルートはどこでも選べる。
 非常に多くの人間が上れる。
 上ったら様子を見ながら更に安全なところへ移動できる。
 津波対策にはおすすめだと思う。
 大雨洪水対策は、避難路から避難所部屋までのバリアフリーを必要とする。


 渇水には、一つの河川に幾つもダムを造り、水のストック量を大幅に増やすことが必要である。
 また、地域間の融通のための、ダムから他のダムへの融通水路等も必要だと思われる。
 人工的な分水嶺(れい)をつくるのもあり得る。
 ダム上流部には、緑のダムと言われる樹木を植林し、更に所々にため池を作り、山に降った雨が少しずつ流れ出してくるように、洪水調整池的なため池をつくることもあり得る。
 更に降水操作をできるように開発し、実施すべきである。
 まいても環境破壊や生命への被害がない材料等で行う必要がある。
 最近ドライアイスをまく実験が行われたようだ。


 温暖化対策に緑の陰とそのための水と、直接冷やすための水がますます必要になる。
 都市部市街地の歩道にサンシェードを設置することも必要かもしれない。
 日陰が必要だ。地下通路は、この意味でも有効に思われる。

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