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Day Afterを見て [課題 治水・利水]

Day Afterを見て

 先々週あたりだったろうか、デイ・アフター ~首都洪水~ とかいう映画が、テレビで放映されていた。
内容は、非常に規模が大きい台風が通り抜けるときに、海水面を上昇させて、高潮を起こし、それが陸地の都市を襲う、それに対する人間の対応を描くものだった。

 舞台は、イギリス、ロンドン、テムズ川周辺。
 テムズ川に、既に高潮防潮施設が作られていた。テムズバリアと呼んでいた。
 これは、早い話、日本における、水門ないし汐留堤防、可動堰であった。

 既にある防潮施設も設置位置が悪くしかも高さが足りないので、予測を超えた高潮を防げない。
 いったん都市が洪水に見舞われ、水没するところが出たが、ある程度いったところで、上流にあるいくつもの水門を開けて、水を下らせ、その水で高潮を押し返す。
 そのタイミングに合わせ、テムズバリアの水門を開けて、排水しようというものだった。 電気は既に断たれて、手動であけるのだが、人間が生還できない条件でしか操作できないというものだった。

 ここでいくつも、指摘されたことがあった。
 予測を超えた気象が、予測を超えた高潮に襲われた。
 対策施設の設計が悪く、位置、規模、操作その他が問題だらけだった。
 テムズバリアは、可動堰だった。
 海面上昇が問題だ。

 概略等は以上。詳しくは、映画等を見てください。

 さて、これを見て、日本について考えると、異常気象、海面上昇、高潮防潮堤の整備、すべての河川の高潮等防潮施設の整備、複数の可動堰でなければならない。
 電源等、確実に動かせるものが必要。
 これらが不要となるためには、十分すぎるほど高いところに人間の利用する地面がなければならないということ。

 どこまで整備できたのだろうか。

 汐留堤防、可動堰・・・ は、逆流防止、治水のみの機能だけではないものが多い。利水、農業用水等、塩害防止、食料自給率向上等に役立てる目的を持ったものもある。

治水、利水、災害対策、食糧自給率の向上が大事なことである。
計画的に着実に公共の金を使って整備しなければならない。

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