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感染症対策について20200327 [医療]

感染症対策について 2020/3/27

・先週の3月22日のNHK総合の「NHKスペシャル「”パンデミック”との闘い~感染拡大は封じ込められるか~」を見たら、「既存治療薬の検証状況」として「アビガン(新型インフルエンザ)」「オルベスコ(ぜんそく)」「カレトラ(HIV)」「レムデシビル(エボラ出血熱)」の4つの薬が、2000種類をテストした結果、効果が出そうな感じなので、検証に入ったと報じられた。

・ウィルス学会のホームページでは、新型コロナウィルスは、どちらかというとSARSコロナウィルスに似ているエンべロープタイプのウィルスだとのことである。

・先の4つの薬についてであるが、いわゆる西洋薬だけしかテストしていないのではないか。
 漢方薬にも何らかの効果を出せるものがあるのではないか。

「中国では、2003年のSARS騒ぎの時も中医薬が一定の効果を示したという発表をしていた。それを後押しするように、2003年のSARSの時にも、中医薬や漢方薬に使う大事な生薬である甘草の成分であるグリチルリチンがSARSの起因病原体であるコロナウィルスに対して増殖を抑制するという発表がドイツの研究グループからあった(「ランセット」2003年6月14日号)。
 その経験を踏まえて、2009年の新型インフルエンザ騒動の際には麻杏甘石湯と銀ぎょう散という薬を混合した「蓮花清溫カプセル」を開発し、多施設の臨床試験を行った上で、抗インフルエンザ薬と同等の効果を認めたと発表した。」とされている。
「漢方医学」渡辺賢治 著 講談社学術文庫(「漢方医学」講談社選書メチエ2013年発行の文庫版)

 日本は、いいものを取り入れてきているので、日本の医師は、どちらも扱えるはずだ。
 漢方薬も含めて、効果のありそうなものはテストしてみるべきだと思う。
 日本、中国、香港、台湾、韓国、アメリカ、諸外国の協調で対策を進めることを期待している。

・いずれにしても、いつ、どこで、どんなふうになるのか、どの段階のそれぞれに対して、それぞれどのような対策があり得るのかを明らかにして、その情報を共有していく必要があるだろう。
 ウィルスが手についているだけなら、手洗いで洗い流すかエ-テルで拭くだけでよいだろうし、鼻の奥にいるなら、喉や気管支にいるなら、肺にいるなら、肺の細胞に入ってしまっているなら、血管中やリンパ中にいるなら、胃腸にいるなら、免疫細胞を増殖に使っているなら、粘膜のムチン質を使っている状況なら・・・と、いつどこでどんな状況かを見て、それぞれに適する方法を開発すべきである。
 粘膜のところにとどまっているだけなら、洗い流して痰の吸い取り機で取り出してしまうだけで足りるかもしれないし、ウィルスを破壊する薬品を噴霧して、洗い流して吸い取り機で取り出してしまうだけでいいかもしれないし、全ての方策をほぼ同時に行う必要があるかもしれないし・・・。

 予防、検査、医療・関連資材の増産体制配布体制も整備すべきだろう。
 予防、早期発見、早期治療が望ましい。








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