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新感染症対策について 20200316 [医療]

新感染症対策について 20200316

 新型コロナウィルスの検査に、1件6時間もかかるPCR検査がメインに使われているようだ。
民報等によれば、検査の精度は30から70パーセントで、検査結果は、必ず正しいというものではないらしい。

PCR法というのは、広辞苑によれば、「ポリメラーゼ連鎖反応法」とは、「DNAポリメラーゼの反応を繰り返し起こさせることで、DNAの特定の配列部分を大量に増やす方法。微量のDNAを検出可能な量にまで増やしたり、資料中に特定のDNA配列が存在するかどうかを調べたりするために利用。PCR法(polymrase chain reaction)」とされている。

 ここで、疑問なのは、コロナウィルスかどうか、既存のコロナウィルスとどこが違うのかを短時間で明らかにする必要があるのに、いちいちDNA複写を連鎖して起こさせ量を増やさなければ、あるか否か、既存のウィルスとどこが違うかを検査できないのだろうか。
 DNAの特定の配列部分とあるが、あらかじめコロナウィルスかどうか分からずにどうやって確定しているのか、何が増量されているか、いつ、どうして分かるのだろうか。
 生物の高校講座では、ポリメラーゼは、DNAの複写に関わるが、正しく複写させるように修正する機能も持つらしい。
 だとすると、人工的にこの方法で増量すると、変異が早くて対策が後手に回りやすいと言われる、ウィルス感染症について、変異したものがわずかに含まれていても、変異前のウィルスに修正されて複写されてしまうことはないのだろうか。
 余計後手に回ってしまうのではないだろうか。
 PCR法って、新感染症ウィルスについては、何が増量されるか分からない、あるいは、適当に選んだDNA配列のものについての単なる培養機ではないのかと思ってしまう。

 必要なのは、短時間で、新タイプのウィルスかどうかと、その病原性の機能を明らかにすることにあるのではないだろうか。
 そしてそれは、検体資料を検査機器やコンピューター等使い、全て高速にスキャンして、新タイプのウィルスがあるかどうかを、たとえ一個だけのウィルスであっても100パーセント発見できる検査法が必要だろう。
 至急開発が望まれる。
 さらなる病原性の詳細や、変異が詳細に分かるように次の段階の解析法が研究されるべきだ。

 PCR法は、ワクチンが開発されたら、その正確な複写、培養には、使える機器かもしれないとは思うが、それでも少なすぎ、遅すぎる気がする。


 治療法といえば、大概の病気は、化学薬による療法が大部分であるが、コロナウィルスには、まだ、100パーセント確実なものはなく、いろいろ試している中で直っていくことがあったという程度のものらしい。
 しかし、害より有効な部分が多くあるなら使ってもいいと思われる。
 その他は、洗浄、殺菌、消毒等により清潔を保ち、そして対症療法で使われている薬剤を用いたり、免疫力を高めたり、体力を高めることによって、自然治癒力を高めるものというのが通常行われているもののようだ。

 ところで、ウィルスと聞けば、細胞の中に入って、細胞の中の物質を利用して、ウィルスが増殖され、元の細胞が破壊されていくと聞いた。
 ここで、ips細胞とか、細胞リセットとか、ゲノム編集とかで、細胞の中に入れるとき、ウィルスを利用したということを聞いたことがある。
 また、ノーベル賞等で、がん細胞に対する免疫が効かなくならないように、ウィルスやがん細胞等が癌細胞に蓋をしたものを外して免疫が有効にがん細胞をやっつけるというものを聞いたことがある。
 ここらへんにも治療薬の可能性がないのだろうか。
 細胞に入らないようにすることはできないのだろうか。
 ウィルスそのものの破壊、または、毒性ないし病原性をなくすことはできないのだろうか。

 細胞に入る前の段階、空気中や飛沫中、ドアのノブや、水栓のハンドル、食器、マスク、衣服等のウィルスを破壊、消毒するには、何が有効なのか。いまはアルコール消毒が行われている。
 次に、細胞にはまだ入っていないが、鼻や目や喉や気管や肺に入ったものを洗浄、消毒、破壊するにはどうしたらよいか。
 次に、細胞に入らないようにするにはどうしたらよいだろうか。
 次に、細胞に入って、増殖を始めようとしたものは、増殖機能をなくし、消毒し、破壊するにはどうしたらよいだろうか。
 細胞との関係では、何らかの酵素の働きがあるらしいとも聞いている。
 この酵素について解析して、酵素の働きをコントロールして治療する方法はないだろうか。
 ウィルスのゲノム編集で、ウィルスの病原性と増殖性をなくしたウィルスにしてしまうことはできないのだろうか。

 人体に悪影響を与えず、優先的に病原性のあるウィルスを退治する免疫細胞の能力の効果を高めるにはどうしたらよいか。

 平行して、検査法、治療法を開発すべきである。
 そしてより確実より迅速に効果のでるものに改善していくべきである。

 ウィルスを一切受け付けない体に、人間の体を変える方向に進めていくべきなのか、病原性のあるウィルスは受け付けず、そうでないウィルスは受け付けて、進化に結びつける人体にする方向に行くべきなのか。

 検査法と治療法に期待する点は以上である。


 新感染症対策は、パターン化し、政治的判断を要せず、迅速に自動的に体制が整えられ動き出し、それぞれの持ち場で必要な処置をしている状態になるように、マニュアルや、施設設備機器や資材が整えられていなければならない。

 大雑把に言えば、外国の発生の情報を収集する体制と、ことあったときに自動的に行われていく体制、水際対策。
 水際対策をすり抜けてしまったものに対する対策。
 感染者が出た、場所は最低限公表すべきだろう。
 そして、国民の自粛、自己防衛活動や自治体等の対応を効率的にすべきだろう。

 必要な保菌検査は、保健所や民間検査所による体制。
 症状が出たものは、病院で検査、通報、検体提供、治療を行うべきだろう。
 そのために、病院の検査診察に感染症と思われるものの専用のコースを設けて、医療スタッフ等の接触をできるだけしないで済む体制の施設設備機器資材等の整備が必要である。
 遠隔検査、遠隔診察を中心として。
 患者の待合室をどうするかも含めて体制整備。
 患者が出たときの、仮設病室等の設置の体制、必要な資材の供給体制を整備する必要がある。

 感染症病棟あるべき場所、ベッド数の有効な数、持つべき機能、関連資材等の確保供給体制これらが、あまりにもひどい状況だ。
 病室等の換気で、ウィルスや細菌を消毒し、取り除いた上で、空気を戻すことが必要だが、気体構成をきちんと効果あるものにするべく、気体構成のチェックと、必要な気体の補給が必要だと思われる。
 特に重要なのが酸素だろう。酸素濃度は、環境も体内も適正値を確保しておくべきである。

 前にも書いたが、国際便のある空港、海港のそばに感染症対策病棟の整備が必要だろう。
 海を埋め立てればすぐ用地も確保できるだろう。


 一般国民に対する、対策情報の周知をきちんとする情報提供、広報・案内等。

 そのほかには、あらゆるものの自給率を高めておく必要がある。特に食料、エネルギー。
 長期化すれば、自給できない国は、感染者、餓死者、凍死者、熱死者等が出るだろう。
 当面、保存性のよいものの公的備蓄、私的備蓄から進めるべきだろう。
 他の自然災害で備蓄しているもので十分なものもあるから、不足するものをよく検討して備蓄体制を整備すべきだろう。

 国際的な、協力体制も整備しておくべきである。

 そして不断の改善が必要である。

 最後に、ウィルス感染症には、人体の特定の部分に病変が現れるパターンを示す場合がある。
 今回は、呼吸器系、特に肺のようだ。
 皮膚感染症は、皮膚、胃腸感染症は胃腸にとかある程度パターン化することが多い。
 病院にかかれば、血液検査、尿検査、喀痰検査、排泄物検査、粘膜検査・・・等の検査をよくするようだ。
 このときに、電子顕微鏡やコンピューター等で高速に全検体を全てスキャンして、検出された、細菌、ウィルス、いろいろな化学値等を、わかりやすく表示し、どんな病気になっているかや、細菌、ウィルスを持っていること等病名に役立つものを提示することが望ましいかもしれない。
 そうすれば、病院に来た人だけだが、何らかの不健康な人の、ほぼ病原体の保持情報が、網羅的に把握でき、早期発見、通報、治療の容易さを確保できるのではないかと思う。
 公立、公的病院ネットワークにより、検出した細菌、ウィルスの名前をデータベースで登録して常に更新して、どこでも病原体を瞬時に発見できる体制を作ることが役に立つかもしれない。
 データベース自動通報機能があれば、行政にも通報が自動的に届くことになる。

 赤十字もメンバーに入っていれば、データが国際的に利用でき、外国の政府から情報提供がなくとも、自動的に新感染症対策体制が立ち上がると思われる。
 

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