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台風19号災害の報道等を見て思うこと 5 [課題 治水・利水]



 同じことを何度も書くかもしれないが、テレビ報道を見ていて思うことを、更に書いてみたい。

 泥を片付けるのは本当に大変だ。
 乾いた土でも大変なのに、泥になったものは、本当に厄介だ。
 粘度が低く水っぽいものは、柄杓(ひしゃく)とか、バケツとかでくみ取ったり、浅ければ、カッパキやレーキや雪かき器みたいなもので排出していたりしていた。
 水気が少なくなり、粘度が高いものは、シャベルや、鋤簾(じょれん)や、草搔きで排出しているようだ。
 そして、バケツや、土嚢(どのう)袋や、ガラ袋に入れて排出して、軽トラ等で搬出しているようだ。
 軽トラへの積み込みは、バックホーやバケットローダーでやっているところもあった。
 
 家の中の床下の泥まで、片付けていた。
 このような狭いところ、足場の悪いところでの作業は、柄の長いものは、使いづらいので、短い草搔きとか、短いスコップ等が使いやすいと思う。
 しかし、幾種類も持ち込めないから、柄を継ぎ足したり外したりができるものを開発してみてくれないかと思う。
 屈(かが)んで行う作業はつらいから、立ってできるところは、長い柄を使った方が楽だ。
 また、土嚢(どのう)袋やガラ袋で家の中から排出しているようだが、業者等は、鬼笊(おにざる)、プラスチックパイスケ等両手で持てる持ち手があるものを使っていた気がする。
 これらを使うには、ビニール前掛けのようなもので、衣服に泥がつくのを防ぐことが多い。
 しかし、それでも大変だから、動力泥掻き出し器のようなものを開発してほしい。
 泥掃除機というようなものである。

 それと、パイスケに泥を入れたものを搬出するのに、ポータブルベルトコンベアが開発できないだろうか。
 エンジンや電気モーターや手回しクランクハンドルで動かせるもの。
 ベルトコンベアとローラーコンベアとどちらの方が使い勝手が良く耐久性があるだろうか。
 足の高さを自由に変えられ、幾つも連携させて使えるものを開発してほしい。

 道路清掃車を改造して、泥を掻き取り、ベルト送り、又は吸引していくような作業機を付け替えられるようにできないか。
 あるいは、ロータリー除雪車を改造して、ロータリー除泥作業機を付け替えられるようにならないか。
 同様に粘度の低いものは、バキュームカーを改造して、泥吸い上げ、脱水機構の作業機が付け替えられるように開発できないか。
 長いもトレンチャーを改造して、泥を書き上げ荷箱に泥を落とせるように開発できないか。側溝等泥掻き揚げ用に。
 し尿浄化槽の活性汚泥等の抜き取りには、どんな機械を使っているのだろうか。バキュームカーなのだろうか。これを改造して泥の回収に使えないだろうか。
 農業用4輪乗用トラクターの作業機で土取(つちとり)バケットは、掻き込み装置をつけられないのだろうか。
 同様にバケットローダーに土掻き込み装置はつけられないのだろうか。
 差し込み持ち上げだけで十分なのだろうか。タイヤがスリップして差し込めないことがないのだろうか。

 ゴミや泥等の搬出には、状況に応じ、一輪車、二輪車、農業や土木のキャタピラ運搬車等を使えるのではないかと思う。
 また、良くガスボンベ等を運ぶ、地面にピタッとつく高さの荷台と、金属フレームの二輪キャリヤーも、冷蔵庫とか、思いものを運ぶのに、使えるかもしれない。
 段差は厚い板とか足場の踏み板等で乗り越えれば良いかもしれない。
 ただし、現在のものは、ブレーキがついていないから、気をつける必要がある。
 このようにアルミキャリヤーや台車一輪車等にブレーキをつけられるように開発してもらいたい気がする。
 運搬車はダンプ機能付きだとなお助かるかもしれない。
 道の状況が動力車の下腹に使えて、動きがとれなくなることがないよう事前のチェックが必要である。
 いつか、自動運転運搬車で、一台目の後を整列してついて行くような自動自走運搬車も開発してほしい。
 病院等のベッド毎避難する場合の、自動自走運搬機能付きであれば、一台目だけ人がついて引いたり押したりしていけば他のベッド等はついてくるようになれば、手が省ける。 ベッドそのものについていなくともベッドに簡単に接続できる小さくて十分な力がある汎用牽引(けんいん)機ができればなお良いかも。

 泥が遠心脱水機のようなもので簡単に脱水できれば、高く積み上げることができ、置き場所が確保しやすいと思われる。


 今回、自衛隊や警察のヘリで空中救助がなされたものがあるが、多くは、屋根に上って救助されていた。
 これを見て、まず屋根へ上ることが危険を伴うものだし、この地域だと雪がかなり積もるので、屋根の雪下ろしをしないですむよう、屋根の傾斜を急角度にするよう提案しているので、屋根に上るのは、より危険になっていくだろう。
 屋上がある家や、上の階にベランダがあるところは良いが、そうでないところは、危険な屋根で、台風の風にあおられて転落したり、其処(そこ)にヘリコプターの羽の風が当たって屋根から転落する恐れがあるので、救助を待つ羽目にならないよう、事前に、避難しておくことが最も望ましい。
 安全なところにある親戚とか、安全なところにあるキャンプ場とか、24時間営業のカプセルホテル、旅館、ホテル、カラオケ、漫画喫茶、Internet Café、映画館、その他24時間営業しているスペースが大きい建物等に避難することや、公共の避難施設の安全なところ。
 安全なところにある公民館、その他の公共施設等が、指定避難場所の他考えられる。


 トレーラーやコンテナは、フルトレーラーや、セミトレーラーが走れる幅がある道は、地方では少ないので、セミトレーラーがいけるところに設置するものと、避難所の近くに設置するもの、作業現場に設置するもの等に応じて、狭い道でも入っていける各種サイズが必要になると思われる。
 迅速性が必要なものは、ヘリコプターで空輸できるサイズと重さと吊(つ)り下げるのに必要な安全な吊り下げフック等が必要である。

 用水の取り入れ口の簡易開閉器具があるが、これの大きなものとか、河川への落とし口のところに、厚い板を何枚も上から差し込んでせき止める簡易せき止め装置を簡単に設置して、水門代わりにできるものが開発できないか。各種サイズ。
 河川の土手に対してどのように水密性を確保できるかと、厚板の差し込み取り外しが迅速にできる必要がある。
 簡易に用水等の落とし口に鉄筋コンクリートでこのような厚板をきっちり入れられて、水が漏らず、確実に厚板が取り外しができる配慮された溝きりを作っておく手もあるかと思う。
 お金があれば、きちんと手回しハンドル付きか、規模等に応じ、遠隔操作電動水門を設置したい。

 今回のテレビ報道等を見ていたり、ボランティア作業等を通じたりして、感じた不便を少しでも軽減していけるよう、各メーカーは、製品を改善、開発し、試行を繰り返して本当に役立つ製品を作ってほしいと思う。
 長野県の企業も、できるものがあれば製品開発に取り組んでもらいたいと思う。
 有効で、迅速に、正確に、確実に簡単に使え持ち運びにも保管にも便利なものを期待している。
 転んでもただでは起きないように頑張ってほしい。

 

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