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豪雪時の足確保の機器等 [道路]

豪雪時の足確保の機器等

 道路の除雪は、最低限、人間が歩ける程度、自転車が走れる程度、車椅子で動ける程度にすることと、四輪自動車が走れる程度の、車の腹をこすらないこと、及びタイヤが無理なく超えられる程度の段差以下にしなければならない。
 その後は、場合により融雪剤を散布する。

 しかし、ぽつんとある奥地の家まで、全て除雪するのは、コストが高くつくので、冬季閉鎖する道路もある。
ただ、諸外国や南極等にもあるが、四輪自動車の代わりに、雪上車を走らせるところもある。
 ぽつんとある奥地の家は、雪上車という手もあるのではないか。
 この場合、除雪しないで、その上を走っていくのでだんだん踏み固めていく感じになる。 既存の雪上車で、一度に1メートル近く降ってしまうパウダースノーでも、難なく走れるだろうか。
 駄目だとすれば、山道ぐらいの細さでも(軽自動車クラスの幅)除雪しないで、上を踏み固めながら走れる雪上車を開発するのも一つの手だと思う。
 福島原発の調査に投入したクインスのように、両側のキャタピラの他に前後に上下角度自在のキャタピラを付けて、なおかつ真ん中の全てをカバーするくらいのキャタピラ(スノーモービルあるいはスノーバイクといわれるものは、真ん中にキャタピラがある。前後のキャタピラの真ん中も同様)も付けて、この三列全てを使えば、車幅全体のキャタピラで設置面積を大きくし、沈み込まないようにするとともに、全キャタピラで駆動する。
 曲がるときには、両側のキャタピラで駆動力差をかけて曲がる。
 そのため、真ん中のキャタピラと両側のキャタピラは、どちらかを上下に動かせるようにし、曲がりやすくする。
 また道の奥へ入っていって、ターンして戻れないときは、運転席フロントウィンドに後方の必要範囲の視野範囲の画面を出して、そのまま、バックして戻れるようにする手もある。
 この場合、前進後進とも同じギア比が使えるようにし、前進後進を切り替えたら、画面を見ながら、そのままの状態で運転できるようにするとおもしろい。
 あるいは、運転席を回転させると、そこに画面が出てきて、進行方向に向いて、画面を見ながら運転するように作ってもおもしろい。
 そこそこの世帯数の地域なら、冬期は、デマンド雪上車でマイクロバス代わりにする手もある。
 除雪はしないで、踏み固めていくだけ。
 この道は、四輪自動車や自転車や徒歩では歩けない。せいぜいスキーかかんじきで歩けるだけ。

 
 さて除雪が追いつかなくて、轍(わだち)の跡が深く残って氷の塊が延々と続く状態になったところとか、上記のようにして踏み固めてしまったところを、削って路面を出したいという時にどうするか。
 現在は、ブルドーザーのようなもので削り取ることが多いが、ある程度気温が上がり、雪解け水が路面と氷の間に入り隙間ができてきた頃は、比較的簡単に削り取れるようだが、気温が低く堅く凍り付いているときは、うまく削り取れずに滑ってしまうのではないかと思う。
 こんな時に、かき氷作成機や電気かんなのように氷を削り取ってくれるものがあればいいと思うが、横一直線の刃では、ブルドーザーと同じ状態になりかねない。
 また削りくずをいかにして脇へ寄せたり、ダンプに積むようにするかの問題もある。
 らせん刃をつけて下から上へ回転させて、氷の上へ乗り上げて行ってしまって、削れないということの無いようにすることが考えられる。
 このときもらせん刃だけでは、削りくずが、搬出されないことの対策が必要。
氷削り用のチタン刃か、ダイヤモンド刃を農業機械の土寄せらせん刃につければいいだろうか。
 らせんの隙間に雪や氷削りくずが、円筒状にくっついてしまうと、そこで滑って削れなくなってしまう。
 この、くっついた削りくずを、刃の回転中に取り除く機構が必要になる。
 くっつかないような塗装をしておくか、溶かして、滑り落ちるようにするか、回転刃の中に更に回転するプレートをつけて削り取るか等が必要。


 あるいは、円筒形の表面に細かい刃がついているものを、筒を縦に左右二つ設置して、右は、右回転、左は、左回転で、削りながら、両外へ削りくずを出していくことも考えられる。
 これも刃の溝に詰まってしまうと削れないのでそれを取り除く機構が必要。


 あるいは、細かく削るのはあきらめて、小さなブロックにして搬出しやすくする手として、のこぎりの大口径の刃を2、3センチ間隔で並べて、下から上へ回転するようにして氷に切れ目を入れて、その次に、ベルトソーのような水平ののこぎりで、氷の下の部分を切って、その後大きな歯車のようなでこぼこスチールベルトとか大きなのこぎり刃(稲刈り機の刃のようなギザギザのものでもっと刃が分厚いもの)でポキポキ砕いて、右回転が左回転か必要に応じて切り替えて好きな方向に排出して行くようにするとかも考えられる。この回転排出機構の下部にブラシをつけておけば、細かい粒もきれいに排出すると思われる。

 いずれも削り刃、切り刃とも相当の高速回転でなければならないだろう。

 切り刃、削り刃は、高さが自由に設定できるようにし、徐々に削っていくこともできるようにする。
 どこまでの走行スピードまで実現できるか。
 早ければ早いほど、他車の通行の妨げにならなくなる。

 路面が出るところまでは、削れないから、簡単にタイヤが乗り越えられる程度の1センチ位の厚さまで、削れたら、後は塩カル等の融雪剤をまくだけでよい気がする。


 路面を傷つけない高さでの重量アイスピックローラーを引いていって砕くというものは前に書いたがどうだろうか。
 これは路面を傷つけないように設定できることが必要。


 誰か試作機を作って検証し、使えるものを作ってくれないだろうか。
あるいはもっといいものがあったら、紹介ないし提案して欲しい。

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