SSブログ

社会保障について その2 [社会保障]

社会保障について その2

 社会保障に関する会合が開かれたとのこと。
 「社会保障と税の一体改革」という言葉が使われているようだ。これはどうかと思う。 消費税を上げんがための権謀術数の印象を受ける。

 税が正しい状態にあるか、低所得者に厳しく高所得者に利益になっていないか。
 生産者に厳しくマネーゲームに利益になっていないか。
 将来の基盤整備や生産のために厳しく、今遊び飲食し楽しむことに利益となっていないか。

 正しい税であればそれでよいが、そうでなければ、正しい税のあり方としなければならないと思う。

 一方、歳出は、税収入の範囲内で、計画されることが原則である。
 社会保障については、多くが講とか保険とか積み立てとか本人の負担による財源部分や運用利益を財源にする部分がかなりある。
 この意味でも社会保障は、税との一体改革ということに違和感を感ずる。

 社会保障のあり方についての私の粗案は、前に書いた。
 今回ニュースで報じられているところは、詳しいことが分からないが、一部私と同じ部分もあるが違う部分もありそうである。


 ところで、保育所と幼稚園の一体化とかが触れられていた。
 この目的とするところがよく分からないところがあるが、公的に整備すべきであること、幼稚園と保育所と一体化すること、乳幼児児童を育てながら勤められるように環境整備すること、その運営費に公費をつぎ込むことを目的にしているのだろうか。

 単純に子育てしながら勤めて収入を得ようとすることの支援になることを考えれば、職場か自宅に近いところにそのような施設があることが望ましいことになる。
 そうすると、職場に近いところで、途中でも様子を見に行ける職場保育所で教育もできるようにするか、自宅に近いところで専門的な人間に見てもらって、安心して預けられるところを整備するかを検討することになる気がする。
 しかし、職場の近くで、施設の土地と建物と専門的人間を確保するのは、事実上不可能に近い。
 そうすると、自宅の近くに整備することを検討することになる。
 これとても新たに作るとすれば、似たような実現可能性である。

 そこで既存の施設を転用整備して使うことが考えられる。
 そこで、自宅に近くて使えそうなところとは、前にも児童館を単独で作るのでなく、既存の学校に作ることを提唱して、一部の地域ではそのようにしたことがあった。
 このように、学校に空き教室を作る。つまり、30人学級を止めて多人数学級に戻り、教室を空け、教員の数を余らせ、その教員に幼稚園学級を担当させればよいのではないかと考えるのである。
 施設も、専門家も、義務教育の一環として授業料等無料である。

 公立学校であればどれでもよいが、比較的小学校は、一番狭い面積あたりに配置されているから、十分送り迎えが短時間で済む自宅から近いと思われる。

 少子化で子供の数が減っているのに、教員の数を増やすのもおかしいし、小人数学級にして教室が広くなりすぎたり、教室の数が足りなくなり、増築費用がかかったり、統廃合して、子供が通うのに不便になったり、集団生活における社会学習をおこなうところが、一クラス10数人程度の実態が大部分になって、大家族程度で社会学習と言えるのかという教育上の問題もあることをやるより、戻して、保育所と幼稚園の一体化したものを小学校等に整備した方がよほどよい。

 少子化で学校の空き教室が増えてきたら、廃校を考えるのでなく、他の行政目的等にも使えるようにし、予算も複数の省庁の財源が入るようにすべきだと、前から書いている。
 学校の情報センター化等いろいろなセンターの機能を持たせることもできるのではないかと考えている。

 関係する方は、御検討ください。多人数学級に戻すだけで、すぐ実現しそうに思えるのです。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。