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原発廃止を [災害]

・柏崎原発は、新潟地震の起きた線に近いところにある。
 この延長は、善光寺地震に連なるのではないかと不安である。
 新潟、中越、中越沖、栄村とだんだん善光寺に近づいてきてる。
 柏崎は、何年か後に、また大きな地震と津波に襲われる恐れが高い。

・静岡も今後大地震が想定されているところであり、大津波も想定される。
 30年以内に起きる確率が高いとか、前に報道されていた。

・福井、敦賀も活断層が近くにあるし、津波の恐れもある。

・早急にこれら始め全ての原発は、廃止し、核燃料は、安全に取り出せる内に、取り出し、アメリカに買い取ってもらったらどうかと思う。
 福島のように事故が起きてからでは、取り出すこともできない。
 メルトダウンした燃料等の容れ物も独自に作らなければならない。
 アメリカに渡せば、核拡散の不安を解消できる。
 アメリカなら広大な土地だから、砂漠の真ん中の地下等で、事故が起きても、国内の無人のところだけで、被害が人畜植物等生命に及ばない可能性がある。

・いずれにしても、事故はあり得るし、地震、津波、噴火、隕石、テロ、犯罪、戦争の恐れ、アトランティス大陸のように海に沈没する恐れもあるので早く廃止した方が安心である。
 地震や噴火やプレート移動では、地面が断層ができてずれたり、地面が波のように曲がったり、地面が陥没したり、地割れしたりもする。
 このように地面が動けば、建物や原子炉が傾いたり逆さになったりすることもあり得る。
 そうすると、いくら機器が正常に動いていても、冷却水は、冷却せずに天地逆になったり、液面が傾いて冷やしておらず、燃料棒剥きだしの恐れがあったり、蒸気を送るパイプから冷却水がどんどん抜けてしまうことも考えられる。
 活断層の上でなくともプレートの近くとか、影響を受けるところはあり得る話である。
 このとき、電源が生きていて、機械も動いていても何の役にも立たない。
 人間も何の手出しもできそうもなく、メルトダウンして水蒸気爆発や高速連鎖反応を起こして爆発してしまうかも知れない。

・福島一つでも、未だにこの状態だ。
 もう一つでも事故等起こしたら、日本は、回復しがたい大きなダメージを受ける。

・それにつけても、放射能事故を起こした場合の、対策、技術等がまるっきり無かったのには驚く。
 原発を廃止しても、放射性物質が医療機器や研究所や、違法に持ち込まれたり、核攻撃を受ける恐れもあるのだから、放射能汚染に対する無害化技術を確立しておくべきである。
 自衛隊、警察、消防、大気、水質汚濁防止法所管所、医療・検査機関、研究所・試験場等は、大丈夫だろうか。

・また、ロボットや無人重機その他対策機器等の開発は、急がなければならない。

・それにつけても、既に大きな地震が起きたところ、大きな地震が起きると予測されているところの原発を再稼働しようなどとすることは狂気の沙汰としか思えない。

・日本は、プレートのせめぎ合いの巣窟、地震の巣窟、マグマの巣窟、火山の巣窟、地滑り・土石流の巣窟、洪水の巣窟、雷の巣窟、その他自然災害の巣窟であるから、瞬時に押さえ込めるようなものでない限り、原発のようにあまりにも長期の悪影響、致命的な被害を被るものは、設置してはならないと思う。

 

福島原発で汚染地下水をくみ上げて海へ捨てることを計画していると報じられた。 [災害]

 福島原発事故の地下水をくみ上げて海に捨てることを検討しているらしい。
 放射性物質が含まれている水だそうだ。
 川の水が海に流れ込んでいるが、それと同程度の放射線量だとのこと。
 この発想は何なんだろう。
 いまだ山は除染せず、それどころか、除染し回収した落ち葉や泥を川に捨てていたことが前に報道されていた。
 相当汚染された水が海に流れ込んでいるのではないか。
 更に汚染する気か。
 汚染を世界中に広げてしまうではないか。
 福島の漁業組合が賛成してもそれで海へ捨てられるものではないだろう。
 それに、上流側であっても近ければ、高濃度汚染水が、引っ張られてくみ上げ井戸へ流入することが予測できる。
 始めれば、あっという間に高濃度汚染水が海に捨てられることになる。


 まず、地表の除染はできたのか。

 地下水に流れ込まないように除染したか。あるいは、地下水へ流れ込まないように、染みこまないように固着するようにしたか。

 前に提言した、「矢板や速乾性コンクリートミルクとか、速凝固性止水材料で回りの地下を処理したらどうなのか。」は駄目だったのだろうか。

 建屋の中に地下水が入ってこないようにする、もう一つの手は、建屋内の床、壁、天井を、防水剤、止水剤で覆って水が入ってこないようにすることも考えられる。
 止水剤等を床壁等に吹き付けて覆ってしまうことはできないのだろうか。
 誰も入れなければ、やはり、原発建物の周りを囲むように矢板や止水剤注入で地下水を止めるしかないのではないか。
 かなり深くまで、止水剤の壁を造るように注入していけば何とかなりはしないか。

 ところで、汚染水タンクが未だに次々増えているようだが、何週か前の信濃毎日新聞で、複数の核種の汚染水を浄化する方法を東大の先生と信大の先生とで開発したと報じられていた。
 まだ福島に投入してないのだろうか?
 投入したが効果が出なかったのだろうか。

 国の研究機関や、国の大学は何をしているのだろうか。
 ほったらかしにしていれば、汚染水が世界中に広がっていき、海が、魚が、貝が、植物が汚染されていき、世界中の人に放射能に起因する病気や障害や死亡が広がったり、食べるものがなくなっていってしまう。
 他の研究より被害防止の放射性物質無害化等、除染等の研究を集中的に行わせるべきである。
 報道されてくる対策に異常なものを感ずる。
 チェルノブイリでは、たいしたことないとした低レベル放射線量で20年以上経った今頃になっていくつもの健康障害が出てきていると、NHKの特集番組で報じていた。
 少ない放射線量でも海に捨てるべきではない。


ロボット革命 福島原発対策再び [災害]

NHKスペシャル ロボット革命を見て


 17日日曜日の、NHKスペシャル『ロボット革命』を見た。
 産業用ロボットや、人工知能ロボット、などの他、ヒューマノイドロボットについて、現在の状況を特集していた。

 産業ロボットでは、一本腕でなく、二本腕を利用するものにウェイトが移ってきたようだ。
 たしかに此の方が色々な作業が、二本の腕の連携でこなせる。
 人間が二本の腕の連携でできることは何でもできそう。

 これに、人工知能をのせて、作業を物理的に手でやらせてみると、それを記憶して、以降ロボットだけで繰り返す。
 プログラミングをしてインプットしなくて、文字通り手取り教えるだけで、学習するものだった。

 人工知能を積むときは、自己学習機能は、必要なことと思う。
 そして更に最適化機能も必要だと思う。

 さて、ヒューマノイド型は、各国で、一生懸命に開発している。
 日本では、ホンダと東大のが特集されていた。
 韓国では、HUBOというヒューマノイドを開発中である。
 ホンダのアシモによく似ている。まだ、人工知能は積んでいない。そして、単独開発でなくオープン開発により、共同でアシモをしのぐものを開発しようとしている。
 がれきや階段も動け、真っ暗闇でも動け、人間が運転するものは運転でき、人間が使える工具は仕え、危険場所、危険環境の現場で人間の代わりに作業できるものを目指している。
 人工知能を積む部分は、まだ無く、そのスペースを空けたままにしてある。
 運動能力は、アシモに近づいたとされている。

 アメリカでは、ロボット会社が運搬用犬型とかいろいろな専用機の他、ヒューマノイド型が、福島原発事故への対策として開発しており階段を上ったり、上から飛び降りたり、手足両方使って、狭い縁を穴を避けて進むこともできる。 
 更に、ロボティクス・チャレンジとして、ヒューマノイド型の開発にチャレンジする人を募って、優秀者には4億円の研究費が出るというものがある。
 この原資は、アメリカ軍事予算から出るということで、日本の技術者が軍事利用されるのではないかとして参加しないとしているようだが、主催者から、軍事利用はあり得るかもしれないが、医療分野技術のものが軍事利用される可能性があるのと一緒だと答弁されていた。
 このことは、医療の遠隔ロボット手術のように、遠隔から人間が操作するものが必要とされているのに、一番進んでいた日本がそれをやらず、事故処理をほったらかしにしているのは、何故なのかと皮肉られたように感じた。

 人工知能をのせるのは、いずれ必要かもしれないが、それが危険現場で人間の代わりに働くという実用レベルになるのは、まだ随分かかるだろう。
 それまで待っていられないのである。
 また実用化後もいちいち其の都度学習するのを待っていられないのである。
 人間が、遠隔操作すれば、かなり現場での実用化が早まる。
転んだら立ち上がる、立ち位置をきちっと決め作業できる位置につければ、あとは遠隔操作で、自由自在に操作できる。
 そして人間の使う道具を何でも使って行えばよいのである。
 いつでも人工知能オートと遠隔マニュアル操作を切り替えたり、連携させれば良いのである。
 放射線や過酷な熱、過酷な化学物質、過酷な湿度、水、無酸素、その他に対する防護皮膜等が必要なことは、このブログで随分前に指摘しておいた。
 無線通信中継器と、無線エネルギー伝達中継器もこのブログで随分前に指摘しておいた。
 何故早くこれをしないのか。
 高圧洗浄単機能ロボット、バルブ回し単機能ロボット、テレビカメラロボットとか単機能のをいちいち造っていたのでは、時間がかかりすぎる。
 
 アシモを人間の使う道具を何でも使えるように遠隔操作できるようにすれば良いのである。
 ホースを運んだり、リモコンを操作したり、がれきをどけたり、ハンマードリルを使ったり、オイルスプレーを使ったり、道具や機器のスイッチを入れたり、コンセントを入れたり、縛ったり、現場で必要となりそうな動作が出来、それに必要な動作ができるようにすれば良いのである。
 別途、空飛ぶ球や連携しても動けるミニへリロボットとかで、内部の立体地図を自動的に作成したり、諸元データを測定送信できるものを用意すれば良く、ヒュ-マノイド型には、遠隔操作に必要な最低限の目、耳、触覚となるものを顔なり肩になり背中にとりつければ良いのである。
 必要なセンサを取り付けられる台座もあれば、超音波とか、赤外線とか必要な器具も取り付けられ、両手が使えると思われる。
 もう一つ、ヒュ-マノイド型ロボットではできない作業は、遠隔操作無人重機や、ヒューマノイドに運転させての重機作業が必ず必要になるが、そちらはどうなっているのだろうか。
 コンクリートの壁や屋根、容器はロボットで完全に除染できるのか、使用済み燃料や燃料は放射線が出ないのか、アシモクラスで運べるのかとか対策が考えられているのだろうか。
 除染汚泥等もヒューマノイド型が運んで埋めてコンクリートを詰めるのだろうか?

 放射性物質の無害化の技術開発の進捗はどうだろう、もしそれが生物学的又は化学物質等であれば生命に悪影響を及ぼさないものであることも検証しておかなければならない。

 また、汚染水タンクがどんどん増えているというが、地下水がどんどん来るからというが、矢板や速乾性コンクリートミルクとか、速凝固性止水材料で回りの地下を処理したらどうなのか。
 矢板打ち込みの振動はまずいのだろうか。
 山からの地下水と、海からの地下水があるので、くみ上げていては、切りが無い。
 流入しない対策が必要だ。
 隣接の海にも、既に流出した、降った放射性物質が潮に乗って他に拡散しないように、矢板等で囲っておいた方が良いのではないだろうか。
 破壊原子炉等をどうして、屋根等ですっぽり覆って、放射性物質等が飛散しないようにしないのだろうか。
 まだ水蒸気や換気と一緒に飛散しているのではないだろうか。
タンクも安全に水分をとりさり、さらに体積を減少化する技術は開発できていないのだろうか。
 海埋め立てには海中作業無人重機が必要である。整地やくい打ち込みや岩石破砕や土砂等の移動、柱、板等の取り付け取り外し等の重機が必要だ。

 また人間の方の防護服も改善できたのだろうか。
 ほこりをシャットアウトするだけの使い捨て紙製作業服では放射線から守られない。

 
 ところで、ホンダが急遽すぐ実用になる単機能ロボットの開発を申し出て造ったのに、それを投入せず、テレビカメラに付け替え始めているのは、一体何なんだろうと思う。
 テレビカメラ等は、クインスの仕事だったのではないのだろうか。

 現場で何をしなければならないか、作業のリストアップができていないのだろうか。
 人間がやる場合の作業マニュアルや機器配置図等が機器仕様書、説明書があるのではないだろうか。
 故障した場合の切り分け書、対応書もあるのではないだろうか。
 一体現場では何をやっているのだろうか。何が必要なのかすら把握できていないのだろうか。

 それにつけても、他の国には、連携したり、人間の機器を使えるように配慮しながらしているのに、何故日本では、そちらの方が手つかずなのだろうか。
 そもそも、日本の利点であった、組織的に複数の人間で、分担して取り組むという体制が、国、東電、ホンダ、産総研、理研の連携チームのレベルでできていないのだろうか。

 福島原発事故現場がこのような状態でほったらかしにされていて、原発再稼働とか、外国に原発を売りに行こうなどということが、よくいえるなと思う。
 福島がこの状態にあることを、日本の恥と思わないのだろうか。

 製造責任がとれて、実用レベルのものが短期間で提供できなければ、科学技術立国などおぼつかない。

 民間企業では、5年後にはこれを発売する、10年後にはこれを発売する、15年後にはこれを発売するというように、三段階ぐらいの製品戦略ができていて、しかも技術的にもクリアしていて、しかも実際に市場に出せば、技術的な革新のインパクトを与えるものを用意できていたと思うが、今は、そのような企業はなくなってしまったのだろうか。
 日本のレベルは低下しているのではないか。
 もっと一生懸命、研究開発に努力してもらう必要がある。
 製品改善、新規開発しないで、単価だけ上げて、あるいは、補助金便りで経営していて、どんどんレベル低下を招いているのではないのだろうか。
 ヘイシステムもそれに拍車をかけて日本を駄目にしたような気がする。


福島原発事故からもう2年が過ぎてしまった。 [災害]

福島原発事故からもう2年が過ぎてしまった。

 ここ二三日、福島原発事故から2年過ぎてという特集が、新聞テレビで多く為された。
テレビで見ると、がらくたが少し片付いただけ。
 放射能汚染物質タンクが山のように並んでいるだけ。
 除染による放射能汚染物質のトンパックが山のように並んでいるだけ。
 まだ、全ての原子炉の覆いもできず、除染もできず、燃料取り出しもできず、使用済み核燃料の処理もできず、原子炉の解体もできていない。
 いったいこの2年間何をやっていたのだろう。
 日本の技術水準は、何もできないレベルなんだと感じた。
 日本の技術水準では、放射能汚染に対する防御、復旧、無害化はできないのだとつくづく教えられた。

 無人重機も見当たらない。
 無人ロボットも見当たらない。ホームページ等では、昨年末に日立や東芝、三菱で、高圧洗浄ロボットや双腕ロボットができたと報じられているが、まだ稼働はこれかららしい。
 この程度のものを造るのに、今の日本の技術は、一年以上もかかるのだろうか。
 随分前に、このようなロボットは、一度造られてお蔵入りになっていたという事情があるのにもかかわらず、まだ、この程度かとしか感じられない。
 しかも無線100メートル以内で操縦とあったので、使えないのではないかと不安である。

 これで科学技術立国になれるのだろうか。
 アメリカの軍事用無人偵察機やロボットの開発はすさまじく早い。
 平和利用で、これに追いつき追い越していかなければ、とても科学技術立国にはなれないとおもう。

 早く核燃料を取り出して、賠償金を稼ぐためにも、アメリカに売った方が良いのではないかと思う。

 経済競争力検討会議だかに、コマツの会長がメンバーに加わっているが、無人重機は開発できたのだろうか。
 海中無人重機はできたのだろうか。
 これらができれば、競争力も、科学技術立国も実現可能性があると思われる。
 新エネルギーの開発もできれば、競争力、科学技術立国が実現可能であると思われる。

 これらをやらずに、危ない原発を再稼働させようという言論が為されているのは、この2年間の状態の現実を認識できていないのではないかと思う。
 今後、首相や経団連や原発再稼働をいう人たちは、どういうことになるのか、その目で見て検討できるよう、会議は事故の起きた福島原発の原子炉のそばにテントを張ってそこで会議を毎回一週間ぐらいやれば現実認識ができるのではないかと思う。
 いまだに不織布程度の防護服でしかないような気がする。
 それさえつけずに除染作業してたり、原子炉建物の屋根で作業してたりしているのではないか。

 原発は可能な限り早く全廃すべきである。

 ところで、ロシアの隕石騒ぎの時に、ロシア国民の意見で、政府は何故、隕石の国土への衝突を防げなかったのかといっている人がいた。
 原発への危険に触れた人もいた。隕石の落ちた近くに核燃料処理施設があったらしい。
 これはまさに危機管理の不備を突いた一言だと思う。
 今回の隕石の直径は、16メ-トルぐらいといっていたような気がする。
 こんなに小さいのは、発見できないと弁明されていた。
 しかし、大陸弾道ミサイルの直径はどのくらいなのだろうか。1メートル前後ではないのか。
 小さくて発見できないなどといったら、ミサイルも発見できないことになる。
 各先進国は大丈夫だろうか。
 日本は大丈夫だろうか。
実務レベルが全然追いついていないのではないのだろうか。
 宇宙空間で大気圏で完全消滅する程度に細かに粉砕してしまうか、軌道を変えられるようにできなくてはならないだろう。
 役に立たない状態のものしかないのではないだろうか。
 次々と投入し、走りながら、現場で試しながら進まなければ、役に立つものができないのではないか。

 ところで、この2年間に、国、都道府県、民間の研究機関は、どのように関わり、どのような成果を出したのだろうか。
 社会の課題の解決に役立つ研究を優先させるべきである。
 
 今後できるだけ早く、実施内容、計画と進捗状況、実績を、定期的に発表し、各報道機関も調査分析、問題点の指摘をして欲しい気がする。


東日本大震災から、もう2年が過ぎてしまった。 [災害]

 東日本大震災から、もう2年が過ぎてしまった。
テレビや新聞でも、特集が多く為された。
 テレビ等を見ると、がれきがある程度、片付けられて、更地になっているところが多い。 一部、防潮堤の建設が始まっていた。
 他には、どこに復旧復興の槌音が聞こえるのか、見えるのかという印象で、ただ、残骸等が片付けられただけとしか感じられない。
 災害関連死も結構多いと報じられた。
 2年も経っているのにほとんど変わっていない。
 2年も予算年度が変わって、じきに三年目に入る。
 通常災害は、3年以内に、完了しなければ、災害補助金は受けられないことと比べると余りにも遅い。

 経世済民の最も重要なことは、済民にある。
 
 政府要人や、政治家が、何回も被災地に足を運んでいると報じられている。
 なのに、なんなんだろう、この状態は。

 昔、大地震と富士山噴火の後の復旧では、復旧に回す金が他のところに使われたり、遊興に使われたり、賄賂に使われて、復旧に回る額が少なかったという番組があったが、まさか、今回そのような状況にあるのではないと思うが?

 また、人手不足で工事が進まないとか、入札不調で落札しないとかも報じられたが、本当だろうか。
 ただ、単価だけ上げようとしているのではないだろうか。
 土木設計積算で予定価格を設定しているはずだから、積算したところから、むちゃくちゃ削らない限り、十分利益が出るはずだから、談合とか何か業者倫理にもとることがないのだろうか。
 除染で詐欺行為があったらしいが、そのようなことがないよう監視をきちんとして、犯罪者が得をすることのないよう、厳正に対処すべきだと思う。

 復興計画、都市計画等をきちんと立て、計画に基づき、官民分担して、それぞれの分を予算の範囲内で着実に行えば良いと思われる。
 かさ上げを決めたところは、民が自分でかさ上げできる場合は、行政の実施前にも建築確認で工事内容、構造強度等をチェックして工事をさせて良いのではないだろうか。

 地区内に生業の場がなければ、戻れないのであるから、できるだけ早く、生業の場を作れるようにすることをしなければならない。
 これが遅れれば遅れるほど、人口流出が増え、二度と戻ってこず過疎化が進んでしまうと思われる。
 ただ、こちらは、民間主体の問題でもあるので企業人の努力を期待する部分が大きい。


 通常の都市整備でもそうだが、住宅地だけ作っても糧を得た暮らしができないのである。 労働から引退した、老衰者だけの都市を考えてもしょうがないのである。
 歩いて行けるところに全てがあるコンパクトシティーというものにもその恐れを感ずる。
 持続的な活気のある社会を造るには、社会内に生業の場がなければならないのである。
 道路や工場地等が整備されなければならないのである。


 通常時でもいつも思うことだが、財政のことを気にして、やたらと土地区画整理事業を組むことがあるが、通常でも既に住宅があるところはすべきでないと私は考えている。
 まず都市計画を定め、それに基づき、必要な道路を優先的に整備すればあらゆることがスピーディに行くのではないかと考える。
 復興計画は、ほぼできたところが多いらしい。

 事業認定し、買収困難者に対しては、いざというときは、強制収容で、用地代金等供託して、事業を実施すれば良いのではないかと思う。
 道路用地の分だけ土地買収して工事すれば良いのである。
 ライフラインも、道路が整備されなければいつまで経っても整備には入れないからだ。

 土地の境界も、航空写真の現況や、固定資産税の現況、参考に法務局の登記簿地積測量図などで押さえて、進め、民民間の所有権争いは、ゆっくり民民のみでやってもらえば良いのである。
 官民界が問題になっても、官地として必要なのは、整備しようとする道路幅なのであって、そこまでは、買収する必要があるのだから、そこまで、事業用地として扱い工事を進めるべきだと思う。
 代金は、とりあえず、行政の主張の境界で算定した代金を供託し、工事を先行し、後でじっくり官民界を争って、出た裁判結果により、金銭精算すれば、よいのではないかと思う。
 道路がいかに適切に整備できるかで、将来のその地域の発展は大きく左右されてしまうのである。
 軽自動車すらやっとの曲がりくねった道では、とうてい大きな外車など通れるはずもなく、建築等工事や生業のトラックすら通れないことを考えれば、明らかだろう。

 あと一般論として、組織ばかり作ったり壊したりしているのは危急時ほどやってはいけないことと思う。
 やるべきことが詳細に決まって、あとは、定型的に作業するだけとなってから、必要なら専門の組織を作った方が良く、色々調整が必要なときは、独立の組織を作らない方がスピーディに行くと思う。
 つくると逆に混乱を招き、事業の再検討や手戻り、経費の無駄を招きやすい。
 だいたい、組織をしょっちゅういじったり、やたらと人事をいじっているのは駄目だということは、長野県の例でもよく分かったと思う。
 基本的に、新たな組織を作るのは、新たな仕事をしようというときが多い。
 情報公開制度を造ろうとか、今までにないものを造るときに、調査研究企画をさせるのに専門化させるため新組織を造るというのが普通のあり方で、災害時とか、危急時には新たな組織を作るべきではないというのが、私の持論だ。


 塩水をかぶってしまった土地で、高齢農業者が、もう自分では、復旧できないが、買い取り条件にも当てはまらないのでどうしようもないという報道を見たが、長野市のどこにも見たことのない広く綺麗に土地区画整理された農地なので、虫食い状態に住宅等が建てられていくのは、農業の衰退でしかない。
 農地を確保して行くには、別の農業者が買い取ることが考えられるが、この地区の人は、みんな同様に被害を受けていて、余裕がないようだ。
 そこで、この都道府県単位農協に農林中金等の資金を特例で低利子で融通し、農協が農地を買い取り、農業を経営する道を開けば、有料農地も確保でき、復旧もでき、農業の高度化も出来、農地の集約や新規開設もでき、人材も確保でき、日本の農業を維持するにはいいのではないかと思う。
 農業者の組合でもあるし、農協でまた職員募集の可能性もできる。
 是非、国でも検討して欲しいと思います。
 なお有限責任組合というものが制度としてあるらしいが、農協に出資している者は、その出資額の範囲内の有限責任であるとして、農協に農業を行わせる道を新たに開くべきだと思う。
 農協とは別に有限責任組合を作って行いたい人は、それも良いとおもいます。


九州熊本大分集中豪雨被害 [災害]

 テレビニュースで熊本大分の集中豪雨の被害等が大きく各社で報じられている。
 随分、人命、人家等が被災したと報じられている。

 東北大震災、和歌山集中豪雨、熊本大分集中豪雨と、ここのところ大きな被害が続いている。
 つくづく、日本は災害列島だと思う。

 山部は、土砂崩れを防ぐため削って安定台地を造って欲しい。
 削った土砂で、海を埋め立て、安全な地盤として、これらに移住して欲しい気がする。

 河川は、大幅に拡幅することが絶対に必要だと思う。
広ければ安全度と、良好な環境が得られる。
 治水には、河川幅を広げることを優先し、発電はじめ利水のためにダムを整備すべきだと思う。

 ところで、ニュース映像の中で、河川の堤防のあたりに道が造ってあり、そこが既に水があふれて30センチ以上になつているのに、そこに人がいて、洪水の様子を見たりしているのは、とても危険なことだと思う。

 気づき次第すぐ注意して、河川から十分離れた高台に避難するよう伝えて欲しい。

 河川のそばの堤防や道の下は、水が浸透し、土砂が流出しやすい状況になっているから、いつ道ごと滑り落ちるか分からないからだ。

 ましてや曲がり部分で河川の水か衝突してくる水衝部だともっと危ない。
水の勢い、エネルギーも桁違いに大きいし、岩が衝突してくることが多いからだ。
 一気に大幅に崩れ落ちることが多い。

 岩がゴツンゴツンと音を立ててぶつかりながら流れていくような状態のところに落ちれば、まず命は助からず、五体満足な形で見つかることも期待できないからだ。

 けっして、洪水の河川を見に行ってはならない。

 くずれるのは、増水しているときだけではない、随分水が引いてから、水が抜けるのに引っ張られて崩れ落ちることも多いので、十分注意が必要である。

原発再稼働反対 [災害]

原発再稼働とかがニュースになっている。

 何を根拠として、再稼働するのだろうか。
安全は何を根拠にしているのか。どの範囲まで検討したのか。
過去の自然災害の範囲内しか、おざなりに考慮しただけではないのか。

 危険は、自然災害は、予測困難である。また、自然災害以外の危険ももっと高い確率であり得るのである。

 災害や事故が起きなくとも、使用済み燃料も危険な物質であることに変わりは無く、これが増え続けて、事故、災害等の危険性を増やしていくのである。
 その分、住むところ、活動するところが減っていくのである。事故で大災害を受ける危険も増大していくのである。

 内閣総理大臣や議員も含め再稼働ゴーサインを出した人間に対する、事故等による災害が起きて生命身体財産が失われたときの、責任を問う公共危険罪としての死刑の制度も作らずに再稼働をしようとするなどあまりにも無責任である。議員等にも賠償責任の因果関係ありといえる気がするが、免責規定があったら、その規定を外し、有責とすべきだと思う。

 ところで、民主党の前総理が、脱原発といったのではないか。現総理も方向として継承すると言ったのではないか。
福島の後始末もできない、技術水準でしかないのに、自らの言葉を、またも守らず、無責任極まる。

 せっかく閉めたパンドラの箱をまた開けようとしてはならない。

 重ねて言うが、事故が起きないとの前提で考えることはできない。
 事故が起きたときに瞬時に押さえ込み、被害をほとんど出さずに対処できるかが問題なのである。
 そしてそれは無理だと言うことが、福島で毎日見せつけられている。

原発が全部止まっていても、ほとんど何事もなく生活できている。
 自然エネルギーの比重を迅速に高めていけば、十分カバーできるということではないのだろうか。
 
 たとえ現在の総理が、なんと言っても、電力会社は、再稼働せず、脱原発をし、自然エネルギーへの転換と、原発廃炉の手続きを進めるべきである。
 ひとたび事故を起こせばどうなるかは、福島と、東電の経営を見ればよく分かると思われる。

被災地の財政難について [災害]

 東北三県の市町村から人口流出による財政難の見通しが心配されている。

 心配は、もっともと思われる。人口が流出すれば、税収難に結びつくのは、火を見るより明らか。

 多くの過疎地がその悲哀を感じている。
 しかし、内陸山間部の市町村に比し、海辺の市町村は、対処が随分楽だと、私には思える。
 海を埋め立てて土地を増やし、大企業を誘致したり、住民を移住させたりすれば、新たな安定的な固定資産税の増額といろいろな税収入等が期待できる。

 海は、公有水面という。公有とは国有の意味であり一定の面積以下であれば都道府県知事の許可で足りる。一定規模以上の面積であれば、国土交通大臣の許可等が必要となる。

 海を埋め立てることが事業内容となる国の制度はかなりあるようである。この場合、公有水面の埋め立てに関する法律の手続きによらず、それぞれの法律によるらしい。
 こちらはあちこちの省庁に渡る。経産省、農水省・・・。

 しかし、道路、ゴミ処理も、屎尿処理も、上下水道、電気ガス、通信等のライフライン等の設置ができなければ、いつまでたっても、住民も企業も戻れない。
 まずは仮設でゴミ処理、屎尿処理、電気、ガス、通信をポイントポイントで整備し、徐々に増やせるようにしたらどうかと思う。
 前に書いたように、安全な高台からの安全な高さの広い4車線、両側広い歩道等を持つものを海に向かって造り、その歩道内に電気、ガス、通信、上下水道を整備することを急いでし、海まで伸ばす。
 そして海を埋め立て、高台住宅団地や企業用地を作り移住、誘致をしていくのが少しでも早く税収等を得る道だと思われる。
 これらの復旧、仮設、復興には、失業対策事業として、地元住民を雇用して所得を得させながら、自らの手で復興をなさしめ、自らの手で、地方財政を良くするのにがんばってもらうべきだと思われる。

 がれきの処理を、国がすべきだという議論があるが、直接の工事は誰であっても良いが、最終的な利益の帰属は、地元市町村でなければならないと思う。

 そのほか、地方公共団体の財政を助けるものとしては、地方交付税があるが、この財源の主なものは、酒税、所得税、法人税である。
 ところがこちらは、国政レベルでは法人税の切り下げ所得税の高所得者の減税がずっと行われたり、行われようとしている。
 私は、地方公共団体の収入となるべき国税の減免は慎重でなければならないと考える。

 ところで、酒税は、お酒を売れば回り回って地方公共団体の地方交付税交付金として交付額に反映される。
 日本でのマーケットは、それほど大きくないので、諸外国の人に日本酒を飲んでいただき、被災地等の財政の助けになるよう御協力をお願いしたい。
 これできちっと酒税を確保し、地方に配分されるよう御配慮いただきたい。
 更に背に腹は代えられないと、宝くじを発行する頻度を上げ、売り上げを被災地に多く配分するよう重ねてお願いしたい。
 宝くじは、国、地方公共団体しか発行できないので、有効に活用し、復興財源等としていただきたい。
当籤した人は、どんどん使って景気を良くして欲しいと思います。
 ちなみに民間人は、刑法で富くじの発行は刑事罰として禁じられています。

 これらについて、よろしく御検討をお願いします。

 東北三県については、市町村の職員も多く被災し亡くなっているとのことですので、新規採用や市町村合併による職員の確保等も検討事項の一つかもしれません。
 ただ、復興の足かせにならないよう御注意ください。ごたごたして復興が遅れるくらいなら復興してから、将来の財政を考えて合併してもいいと思われます。

経産省が福島沖に風力発電の実験施設をつくるとか [災害]

 経産省が福島の沖合に風力発電の実験施設をフロート方式で造ると少し前に報じられた。
嬉しいニュースである。
これが現地へのエネルギー供給を兼ねていればなお良いと思われる。

 風力だけでなく、九州のように、潮力発電、ソーラー発電も同時に実験し併行して現地へエネルギーを供給して欲しいと思う。

 そのほかもいろいろ実験研究開発して被災地の課題解決復興、新産業の創出に貢献して欲しいと思う。
 これらに有効なものが次々と実現普及すれば、これから来るであろう、東海、東南海、南海大地震への対策にもなると期待できるのである。こちらの方は桁が違うくらいの人口密集地域なのでいつでも投入できる対策を早く開発準備しておかなければならない。
 特に、文部科学省、厚生労働省、環境省の対応を期待したい。
 国、都道府県の試験研究機関で分担して必要な対策の研究開発をして、早く東北被災地に投入し有効性を検証し、有効でなければすぐ改善するようスピーディな開発を期待する。
 既存の予算を組み替えたり、既に予算付けしたものも大胆に事業内容の変更を認めるなど、被災地等に役に立つ研究開発に振り向けて欲しい気がする。
 小学校高学年以上への35人学級などはせず、災害対策や災害対策の開発に振り向けるべきである。

 さて、開発して欲しいものは多々ある。
・災害地で機動力を発揮できる種々の可搬式設備。セミトレーラーでそのユニットトレーラーを引っ張っていき、現地で駐車しておくだけですぐ機能を提供できる各種のもの。
 既に昨年期待するものの一部はこのブログで書いた。飲料水、食事、医療、通信、エネルギー、入浴、トイレ、洗濯、銀行、郵便、宅配、店舗、連絡所等生活必需サービスの提供に資する、機械、設備、施設。
 今回いくつか仮設市場とか実現を見ている仮設施設もある。コンビニの対応も昨年は早かった。電話会社や電力会社の可搬機も見ることができた。

・災害地は、がれきが生ずるのが通常である。その処理のための機動力のある機械、設備、施設の仮設のもの。
 分別機、切断機、破砕機、圧縮機、焼却機、運搬機、焼却灰溶融機、埋め立て機・・・
 今回一部見ることができた、端材等の破砕機、コンクリートや、アスファルトの破砕機等。
 特に焼却機は、重機でゴミを投入でき、よく燃え、煙突は、放射性物質も放散させない高度のフィルター付きのものですぐ稼働させることができるものが仮設ユニットとして欲しい。そして、焼却灰溶融機や煉瓦作成機がこの焼却機と屋根付き風防付きベルトコンベアでつながってドンドン処理できるとなお良い。

 海上または、浜辺で風力発電、ソーラー発電、潮力発電、ゴミ焼却発電をし、その電気で海水を電気分解し、酸素と水素を製造し、その酸素と水素をすぐ使ってゴミの焼却機の燃料とする。酸水素炎を吹き付けてゴミを焼却したり溶融したりできないかと思う。
 この電気で電気炉を動かすこともできるかもしれない。

・今回のように放射性物質による汚染環境その他危険環境で必要とされるもの
 何十キロも遠隔地から遠隔操縦できる重機。バックホー、蟹挟み、ブルドーザー、破砕機、散布機、クレーン、洗浄機、運搬機、ダンプ、消防車、はしご車、放水車、救急車、エネルギー車、タンク、通信車、中継車、観察機、照明車、ポンプ車(その他必要な機種の中継車含む)、液体浄化・濾過車、清掃車、整地舗装車、くい打ち機、防塵フィルター車、ホバークラフト、海中作業車・・・・

 放射線に対する防護皮膜を施した車両とする。鉛とかゴム等の重層膜、あるいは同等の機能を要する皮膜塗料。

 電離放射線なので、通信やコンピュータその他に悪影響を与えるので、それらにも防護皮膜。通信線アンテナのようなものをむき出しで出さなければならないとしたら、ノイズ等や通信エラーが生ずると思われるので、エラー制御機構、ノイズ除去機構プログラム。

 人間がどうしても関わらなければならないところは、完全防護服。防護マスク、酸素ボンベ等。鉛やゴムの重層皮膜あるいは、軽量でもっと放射線等の防護効果の高い素材。

 アシモのようなロボット。防護服等をまとい、何十キロもの遠隔地から操縦できるもの。
 関連して、無人通信機器、通信中継機器、発電機、充電器、アシモへのエネルギー供給用。場合によっては、無線電気送受信機とその中継器で、いちいち遠くまで充電等に戻らなくとも良いように、自動追従してエネルギーを補給し続けるシステムとか。ただし、無線電機が電磁波、磁力線等を用いる場合は、使えない環境もあると思われる。
 遠隔操縦カメラ搭載クインスのようなもの、空飛ぶ球のカメラ、これら二つは既にある。
 これらで限界等に突き当たったものの改善。長時間運転ができない等。

カメラ等、あらゆる必要なセンサ。放射線防護で無人で遠隔操縦で使えるもの。
カメラ、ビデオカメラ、マイク、照明、赤外暗視カメラ、超音波センサ、温度、空気分析、放射線分析、金属疲労センサ、空隙センサ、検電器、その他状況を把握するのに必要なセンサ・・・

・放射線汚染物質の除染に必要な機器。
・放射線汚染物質の埋設石棺化に必要な素材、機器、施設。ゼオライト、コンクリート、機密確保、漏洩防止素材等・・・
 できれば減衰期を早めたり、無害化する素材、機器等

・原子炉等からの放射物質の飛散を防ぐための風せんドーム等迅速に覆ってしまえる施設。
 関連して、酸素送風装置、空気フィルター、防塵フィルター、汚染水フィルター、除染室・・・

 焼却灰を溶融してしまえば、溶岩のようになって、何らか有害物質が含まれていても、焼却灰のまま埋め立てるより、何かあったときでも、漏出してくる害物質は、大幅に低減しているはずなので、海の埋め立てにある程度周りを防護して埋め立てれば、何かあってもほとんど自然の浄化力の範囲内で大幅に希釈されると思われるし、山と違って、何かあったときの対策も平地なので迅速にいろいろ対応できると思われる。山では機材を現地に持って行くことすら困難である。
 また、山に埋め立てると土砂流、土砂崩れの原因物質を頭上に積むようなもので、危険を造るようなもの、また、何らか害毒物質が流れ出し河川に流入すれば、下流の全ての市町村都道府県にその害毒が流れていく。
 この点からも、津波対策かさ上げに使うとか海を埋め立てることが最も合理的だと思われる。
 そもそも長野県は、産業廃棄物は、コンクリートやアスファルトや残土の一部を除けばほとんど、もともと県外に(北海道、東北、兵庫、九州等ほとんど全国の他都道府県に)処理を頼ってきているし、一般廃棄物も埋め立て場所が既にほとんどないので、私は前から、海に埋め立て地を確保しようとか、沖縄の基地移転先をずっと沖合に移すためにそこへ埋め立てようとかリサイクル再資源化等を提案しているのである。内陸部の都道府県は皆もともと自分のところの廃棄物の処理に困っているのだと思う。

 他にも今回の被災で課題が次々出てきたものがあるかと思うが、それらを改善するものを開発しすぐ投入し、走りながら改善して欲しいと思います。
 それぞれの分野のメーカーと共同で現場をよく知っている人も含めて開発して欲しい気がします。
 実際に現地で何が必要か分からず、勝手にこれが必要だろうとして開発を進めているが、現場から見れば必要がないところをやっているということがあるので効率的に開発してすぐ投入して欲しいと思います。


原子力発電について その2 [災害]

原子力発電について

原子力発電の問題点

爆発、放射線 これらにより、人間の生命、身体、財産、故郷、文化、住処を失う。
何億年も住めなくなる。利用できなくなる。

形あるものは壊れる。
壊れる原因は多種、各種ある。

自然災害=地震、津波、竜巻、噴火、マグマ、雷、紫外線、宇宙線、温度、熱、冷、塩害、酸性雨・・・・
 今回は、幸運だった。地震によって温泉が出ただけで、マグマが吹き出さなかったし、地割れで、割れ目に原発が落ち込み挟まれ破壊されることもなかった。
 これらが起きたら、人為的には手の施しようもない。

人的災害=操作ミス、設計ミス、故障、対策ミス、犯罪、テロ、ミサイル・・・

機械的災害=金属疲労、摩耗、風化、熱や化学反応による変質・・・

科学的災害=完全に制御できない。
 現在の福島の状況を見れば分かる。
 そもそも、制御棒で核分裂を制御しているというが、本当に制御できるのだろうか。外部からの干渉等もあるのではないか。卑近では、隣の原子炉の影響もある。
 特に異常時。制御棒が適切に動かなくなったら、どうなるのか。
 核分裂が一気に進んだらどうなるのか、核燃料や水素や窒素がそのときどうなるのか。 水素爆発の映像が一度もNHKで放映されないのは、何故だろうか。
 長野にも現在放射線量が上がることがあるのは何故なのだろうか。

事故が起きないと考えることはできない。
事故が起きたときにも、その被害が大して深刻でないものであり、瞬時に押さえ込め、将来にも問題を起こさないで済むかを考えなければならない。
これらを考えると、被害は深刻すぎ、瞬時に押さえ込むこともできず、被害が何億年も続く。
従って、原子力発電は、廃止すべきである。

更にいえば、使用済み燃料の問題もある。放射線の危険は、同様にある。
埋め立て場所には、人が住めないだろうし、その土地の利用もできなくなるだろうし、その自然災害を受ける恐れ、人的災害その他も原子炉同様の問題が残る。
狭い日本でこのようなところが増えれば、日本人の住むところ、利用するところが、だんだん少なくなるし、事故が起きれば、広範囲に被害が起き、広範囲に住めなくなる土地が増えるのである。

 これほど公共にとって危険なものが他にあるだろうか。
 人が住んでいる住居のところへ浸水させただけでも、死刑という公共危険罪である。
 無過失責任の原子力である。現在の刑事法では、原子力に関する罪が軽すぎる。
 経済犯罪程度にしかしていない。強化すべきだろう。
 いや、速やかに全廃すべきであろう。


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