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植樹について [課題 地球温暖化防止]

 善光寺御開帳も残すところ半月余りとなった。
 善光寺御開帳といえば、回向柱。
 樹齢の高い大木が切り出されたものである。
この回向柱が、大流行して、あちこち回向柱を立てたようだ。
 長野県内でも幾つも、県外でも幾つも。
 最近は、来年の諏訪の御柱のために、大木を切り出したと、報じられた。
 そこでふと、こんなに木を切っても良いのだろうか、しかも、樹齢の高い大木を、と心配になった。
 大木であるから、葉も大量に茂って、二酸化炭素を吸収し、水を蓄え、緑のダムとなり、日陰を造り風が吹きやすくなり、温度を和らげ、環境を整え、鳥たちの巣となったり、木の実がえさとなったり、枯れ葉は腐葉土となり、下流の魚や水生植物・生物や海の魚や水生植物・生物(プランクトン等)の栄養となっていたものである。
 一本切ったら、すぐ何本も植樹しただろうか。
 森が消えた地域の都市は滅んだという歴史があるし、地球温暖化で、どんどん植樹することが求められている。
 一本切ったら、一本植樹するだけでは、駄目なのである。
 何百年も生き残って、大木となり、効用が大きくなるまでには、いろいろな障害がある。
 山林火災も、虫害も、伝染病も、水が足りず枯死したり、他の植物等に覆われて、枯死したり、鹿等に皮を食べられて枯死したり、人間に盗伐されたり、いろいろ危険がある。
 したがって、できれば、山林火災の類焼がないところや食害のないところに分散して、1本回向柱に切り倒したら、新たに500本ぐらい植樹してほしいと思う。
 そのようにして、もらっているだろうか。
 ただ、とるだけのようなことを、していてはならない。
 主催団体はもちろん、林野行政や環境行政でもチェックしてほしい。


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