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 財政再建について [財政再建]

 財政再建について

 現在の国や地方公共団体の財政再建は、未だに解決していない。
 江戸時代等の財政再建といえば、米沢藩の上杉鷹山の藩財政改革が有名だ。
 長野でも松代藩の家老恩田杢による財政再建が、岩波文庫の日暮硯に書かれている。
 上杉鷹山のは、成功したとされている。
 内容は、思い切った倹約励行、開墾奨励、農村振興、新たに織物業興し、経世実用の学の細井平洲を招き藩校を興した。
 このように、無駄遣いの排除、開墾、農村振興、新たな産業興し、経世と実学の教育を行ったことにより成功したようだ。

 国も、税金の無駄遣いの廃止、倹約をやらねばならないだろう。
 政党交付金の廃止、裁判員制度の廃止、民生委員の廃止、少人数学級の廃止、教員の定数削減、年度末予算消化の廃止、ばらまき補助金の廃止、零細補助金の廃止、建設コスト、医療・薬剤コストの低減、民間の仕事を行政が行わないこと、役職者・議員定数の削減、役職者・議員の報酬等引き下げ、屋上屋の組織の廃止、市町村合併のさらなる推進、労働行政等でやたらと民間企業に金をばらまかないこと、円高介入はしないこと・・・等が考えられる。
 税金や公金や他人の金で飲食、物見遊山することは、公金横領等になるので厳罰を以て臨み公金の入るところは、検査、監査、会計検査院検査等を強化し、そのようなことのないようにしなければならない。
 料亭政治や、飲食ながら行政ももってのほか。
 無駄遣いや公金費消を一掃しなければいくら税金を増税しても、次から次と無駄遣いや公金費消されるだけであることを考えれば、節約のない増税は許されない。

 国も、開墾奨励をしなければならないだろう。
 平地を作り出し、農地を作り出さなければならない。そして十分広い道路や新幹線、高速道、地下鉄整備等を必要とする。
 農業で、過去にウルグアイラウンドで6兆円つぎ込まれたそうだが、大規模な農地がどれだけ整備できたのだろうか。
 6兆円分の農地ができれば、かなり色々な作物、農産物が生産できて、食料自給率や農業で食える人間が増えたことと思う。
 ウルグアイラウンド前と現在とで、どのくらい農地が増えたのか。
 もし少しも増えていないとすれば、やるべからざる金のばらまきをやり、やるべき開墾農地整備を怠ったということになる。
 収入等を生み出すためには生産基盤を整備しなければならないのは、あまりにも自明のこと、常識のはず。これができないのは、江戸時代にも劣ること。
 早急に、農水省の予算で新たな大規模農地を開墾整備すべきである。農林中金や農協を活用するよう法整備もすべきである。

 国は新たな産業興しをすべきである。
 新エネルギー産業、ips等先進医療産業、ロボット産業、宇宙産業、文化産業、教育産業、芸術産業、再資源化産業、新素材産業、各種養殖産業、食品産業、新コンピューター産業、新自動車産業・・・等
 国の研究機関は、福島原発の課題解決にどれだけ投入されどれだけ成果を上げたのだろうか。
 最近放射能汚染水が漏水したと報じられたが未だにただ溜めているだけなのだろうか。
 一体どこへ金と労力と時間を使っているのだろうか。
 犯罪や異常事態を長引かせては、社会コストがどんどんかかる。

 国は、経世と実学を奨励するとともに、自ら模範的に行わなければならない。
 金融機関や不動産業者や投資家を喜ばせ、反対に庶民を苦しめるようなことをやっては経世といえない。
 マネーゲームは、実体経済に悪影響を及ぼすので規制し、国の収入源としていかなければならない。

 上杉鷹山によく学ぶべきであろう。

 

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