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失業対策事業について [社会保障]

失業対策等について

 景気の悪いのは国民に収入がない、また、将来に不安があるからだと思われる。
 正規雇用されない学生、フリーター、ワーキングプアも多い。
 そこで、直接無業者を付加価値を生み出す事業に従事させて、失業対策に資するとともに、付加価値の増設を図っていただきたい。

 現在、公共事業として国土強靱化と称して、防災施設としての防潮堤、防波堤等の整備を考えているようである。
これは、東北震災津波被害のような津波の直接の破壊のエネルギーを弱め、また、避難の時間を稼ぐ等被害の軽減・減災という意味から行う必要のあることである。
 行う必要のあることであるが、完全に防ぐことはできないことは前に述べたので、減災にとどまり、避難の時間稼ぎぐらいに考えておかなければならないだろう。

 ところで、この事業が景気対策としての意味合いも持たされているようであるが、付加価値は、付け加わるが、この付加価値は、私が経済成長のために付加価値を高めるべきといったときに想定している付加価値とは異なる。
 これは、犯罪対策と同じように、今ある生命、財産等を失わないようにするためのものであり、新たな価値を創造するものではないからだ。
 維持管理だけしているのと同様である。
 建設等により関連業界に金が回り一時的に所得が増えるが、建設需要が一段落するか、税金の投入を止めた直後から景気は後退していくだろうという点で、カンフル注射のようなもの、ある意味現金のばらまきの側面もある。
 自動車減税、補助金等もそうだが、アメリカの財政の崖のようなものになる側面もある。

 将来的に経済成長していくためには、今までになかった新たな価値を作り出していかなければならない。
 例として、山を削り、又は、海を埋め立て、新たに平地を作り出すことや新製品の開発、新産業興し、持ち家促進、輸出ないし外国現地生産も含め売り上げ増等を提言してきた。

 そこで、失業対策事業として、山を削り平地を作り出すこと、海を埋め立て平地を作り出すことを事業化して相当長期に行うことを提言したい。
 海の埋め立てでは、津波の高さを考慮して、十分な海抜を確保し、下の方は、ゴミ焼却灰等の溶融したガラス上のもので埋め立て、上の方は、山を削った土砂や、ダム湖の浚渫土砂、河川等の浚渫土砂、建設残土、海溝より外側の海底とか、河口近辺の堆積土砂等を埋め立てることを提言したい。
 河口や海底を削ることで、埋め立てによる海面上昇をある程度抑えられる。

 そのほか、自然エネルギー事業を興しそこへ雇用を確保することも考えられる。
 水力発電大規模ダムの三倍増化とか、小水力発電事業とか、ソーラー発電事業とか、潮力・波力発電事業とか、風力発電事業・地熱発電事業とか、メタンガス製造メタンガス発電事業とか、水素ガス製造水素ガス発電事業とか、バイオ燃料製造関連事業等も失業対策事業として行うことも考えられる。

 そのほか、社会福祉の現物給付事業でも失業対策事業が考えられる。
 身寄りのない年寄りの住居提供として長屋の建設、そのようなところでの介護事業、食事提供としての調理給食事業、食事用の食糧生産事業、加工事業、衣料提供事業、財産管理事業、最低限の衣食住の現物給付等。
 もう労働能力を喪失している者に対しては、衣食住の現物給付により、コスト削減を図り、まだ労働能力のあるものは、生活保護の現金給付の割合を多くし、就労可能地域で、就労を促進することを主眼とする。

ほかにも色々考えられるのではないだろうか。


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